映画館で
どっぷりとその世界に浸って
質のいい溜息を漏らす。
ふぃ~。
で、外に出る瞬間・・・
ものすごい速さで
現実が巻き戻ってきて
微かな苛立ちを覚える。
それは
取りも直さず
映画の成功を意味してると思う。
映画・めがねを観ました。
タエコ(小林聡美)は気ままな一人旅の途中、
海辺の小さな宿「ハマダ」に宿泊する。
そこでタエコは、宿の主人・ユージ(光石研)や
めがねの女性・サクラ(もたいまさこ)、
教師のハルナ(市川実日子)たち、
不思議な雰囲気をもった人々と出会う。
最初は彼らに馴染めず、
宿泊場所を替えようとするタエコだったが、
また「ハマダ」に戻ってきてしまう。
そして少しずつ「ハマダ」に居心地良さを感じていく・・・。
旅ができた。
そんな印象です。
それは
おいしい多国籍料理で→知らない国に気分がトリップ…に似てる。
世間に左右されない環境に
正直に身を置いた時に
何をもって自由を感じるか?
日々、
世間が決定する流れに抗えずに生きてるから
たまにそれに逆らって過ごすと
やたら気持ちよく感じるんだよね。
何を得るために、自ら何を棄てるのか?
そんなことを
押し付けることなく
サラッと考えさせる映画です。
たそがれる能力に
長けた人になりたいと思いました。
時の経過を
犬の小さいショットが果してます。
フェビアン・レザ・パネのピアノも
揺らぎの加減が絶妙で素敵です。
携帯の使えない場所に
思わず駆け込みたくなるような時に
是非どうぞ。