明けましておめでとうございます。わさだ店の徳重です。
今年も良い年でありますように。さて、おめでたい話はここまでにして、最近よく昔の古き良き時代を思いだします。
僕の母親は昔から食べ物だけにはうるさい人でした。「食べ物は粗末にしたらいけん。農家の人に感謝しなさい。残さず全部たべなさい」と。当時、高校生の僕は母親から毎日のようにお弁当を作ってもらっていました。帰宅すると母親は毎日のように僕の食べたお弁当箱をチェックして、ほんの少しでも残しているものがあればいきなり大声で「あらま!あんた何でこれ残しちょんのかえー!」と怒鳴りたて、僕も大声で「残してねーっちゃ!くそババアー!」といつも応酬していました。
ある日の夜、母親と一緒に火曜サスペンス劇場を見ていましたら、ドラマのシーンの中で、ちょっとエッチな場面になってしまいました。なかなか母親と二人でじーっと指を加えながら見るには気まずいものがあるので、僕は急によそよそしくなってガサガサと手元にあった新聞紙を開き、エッチなシーンは見てないですよー、全然興味がないですよー的な空気を取り繕おうと無我夢中に新聞記事を小声で朗読しはじめました。まさにそのときでした。母親の意表をついた大声が空を裂きました。「あんた!何で、げそいか残しちょんのかえー!!」瞬間時な勝負ですので、僕も即、声を荒げ「見てねーっちゃ!!」と怒鳴り返してやりました。
母親には食べ物の尊さを教えてもらい感謝しております。